頭痛の原因は様々ですが、特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛(一次性頭痛)と、病気が原因であらわれる頭痛(二次性頭痛)に大別できます。
一次性頭痛は首や頭部周辺の筋肉の緊張や、頭部の血管の拡張などによって起こると考えられています。
緊張型頭痛(精神的なストレスや長時間のデスクワークなど同じ姿勢を続けたことによって、血行が悪くなり首や頭の筋肉が緊張してしまうことで起こる)、片頭痛(はっきりとは解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こしたためと考えられています。また、ストレスや疲労の他、女性に多いことから女性ホルモンが何らかの形で関わっていると見られています。)、群発頭痛(目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症が起きるためではないかと考えられています。この炎症が起きる原因はわかっていませんが、体内時計が関係しているのではないかとも言われています。)の3つです。
二次性頭痛は原因となっている病気の治療が第一ですが、一次性頭痛はメカニズムを知り上手に付き合っていくことも必要です。クモ膜下出血や脳腫瘍など危険なものもあります。